夢みる人のゆめの夢

未来の真ん中で 扉を開けるのさ 新しい僕達で

Travis Japanと過ごす平成最後の夏 その2

サマパラの感想を書き連ねていたら終わりが見えなくて1つに纏めることを諦めました。
今回完全に自分の備忘録として書いたので読みやすさは皆無です。

その1はこちら
religion-of-noel.hatenablog.com


16:PICK IT UP
SPARKが終わるや否や間髪入れずに始まるAh Ah Ah PICK IT Up…♪曲調もライティングも一気にガラッと変わる繋ぎ方。
少クラと祭りで見た振りと同じで、ジャケットではない衣装で見るのはとても新鮮でした。
Aメロでやっている振りは"シュートダンス"って言うんですね(流行りに疎いヲタク)………祭りの時は(手が)上からなのが下からになっていました…。
祭りも少クラもジャケットで踊っていたのでジャケットの裾を引っ掴むことが出来ていましたが、今回上着のないメンバーもいましたのでサスペンダーの紐やパーカーを摘んで器用にジャケットプレイっぽく見せているのがお見事でした。


17:ONE CHANCE
今回のサマパラ5グループやって唯一のジャニーズWESTの曲。「超イイ………」が日替わりで毎回誰が言うのか戦々恐々だった思い出。個人的には23日の夜の閑也の「ッアァ~……」の破壊力が凄まじかった印象がものすごくあります……
「超いい」ガチャも物議を醸しましたがこれはなんと言っても
 腰回しですよね。間奏の。

22日夜の如恵留担×3、当時0.7しめ担0.3如恵留担×1、宮近担×1で集会(?)をしたときに議題にあがったのが「「one chance」の如恵留さんの腰使いの荒らさについて」でかなり(如恵留担の間で)盛り上がったんですけど"荒い"って"激しい"ってわけじゃないんです。
でも決して丁寧ではなくてちょっと乱暴で腰が落ちている分艶めかしさが+α。私が見た時は下唇を噛んで何かに耐えているみたいで目を覆ってしまいそうになりました。
基本如恵留さんロックオン人間ですが度々近くにいる七五三掛くんの腰が視界に入ってきて思わず見てしまったんですが、七五三掛くんの腰振りもヤバい。
多分7人の中で1番腰が落ちていた。"重心低めのダンスが売り"って聞いた事があってこの事なのか!と妙に感動しました。そしてなんと言っても七五三掛くんの腰振りって"「深い」"。どう言うのが正解なのか分からないけれど腰の可動域が他の人より広い。ような気がします。七五三掛くん自身の体の柔らかさもあっての事なんだろうとは思います。上半身は殆どブレずに腰を回してました。
他の曲でも腰を回す振りはあるんですけどこの曲の腰回しはなんかちょっとベクトルが違う腰回しでした。上手くは言えませんけど。

18:トラジャ海の家

ちょっと長くなるのでここでは割愛します。
でも宮近くんのボキャブラリーの豊富さに完敗しました。

19:Ho! サマー/Summer上々!
日替わりで客席降りてファンの元へ。
ここで私が見かけたTravis Japanのファンサービスの1部をご紹介します。

エントリーNO.1松田元太くん
バクステにやってきた元太くん。何かしらの団扇の文字で自分のファンを見つけたんですかね?仕切りに「来いよ」って手でファンを誘うんです。その距離40cmほど。片手広げて(?この辺うろ覚え)ハグを待ってるみたいな。えっ嘘でしょこの人本気なの…?!
目の前のファンも勿論ちょっと困惑顔。そりゃそうだ。どうするのかなと思ったら目の前でしてやったり顔でエアハグ。えぇーっ………罪な男元太くん最年少(19)

エントリーNO.2 七五三掛龍也くん
彼のファンサを色々見てきたけど物凄く丁寧にじっくりやる印象があります。祭りの「恋の魔法をかけて」のファンサは凄かったもの。
そして七五三掛くんは他のメンバーに比べるとファンサ団扇を読む時間が長い。1枚1枚ちゃんと読んでるんだなって思います。2秒ぐらい一点を見つめて動かないことが度々見受けられました。
バクステにやってきた七五三掛くん。何やら団扇を読んでいます。するとそのままちょっと微笑んで確実に伝わるようにゆっくり「だいすきだよ」って口が動くのを遠くからでも確認出来ました。今回のサマパラで一体何人が彼に狩られた(??)んだろうな……(遠い目)

エントリーNO.3 川島如恵留くん
以前から「如恵留さんの投げキッスがヤバい」と聴いていてご本人も「俺のはちょっと他よりも濃厚らしくて(笑)」(ニュアンス)って雑誌で仰っていましたが生で拝見したことはなくて。
どんなものなのかなって思って見ていたらニッコニコ手を振ってバクステから去って階段を降りようとする如恵留さんが。ブロックの端っこにハリネズミの団扇を持った白い服に身を包んだお嬢さんを見つけたんですね、如恵留さん。多分。急に流し目になって徐ろに自身の右手の人差し指と中指に軽く口付け、そのお嬢さんに向かってフッて。吹いた。
そして自分がされたんだと認識したそのお嬢さんが泣き崩れるのを見届けてから颯爽と帰っていかれました。
 キッッッッッッザ!!
えっ、えっ、何あれ?!えっ、「投げちゅーして」ともなんも書いてなかったよあの団扇?!
投げキッスバーゲンセールでもしてるの?!
あんなの毎回してるの?!えっ…怖い…本当に狩りに来てる。
今回至近距離で初めて投げキッスされてるの見て私までペンライト落としそうになったから破壊力は本物でした。

20:Love meee × Think.u×
七五三掛くん×げんげんのダンスパフォーマンス。
七五三掛くんの体の柔らかさと如恵留さんの体の柔らかさってなんか種類が違うと思うんです。(突然)なんて言うか、七五三掛くんは体の芯から柔らかい、ちょっと軟体みのある柔らかさ。体の部分ごとに曲線を描いて撓るというか。そんな部分が存分に光ったダンスだなぁって思いながら見てました。
げんげんは今まで見てくるとMaybeだったりインザルームだったり踊っていても例えば指先であったり、首筋を撫で付ける、であるようなどこかに色気を忍ばせるような仕草をする子だなぁ……って思っていたんですが、いざソロで踊るってなると途端に男の子になるというか。体の芯はしっかりしていてブレない力強さを感じる男らしいダンス。七五三掛くんを持ち上げてみたり支えたりしてもなんの危なげもないので色々ダンスだけでもギャップを感じる子だなぁと思いました。

21:so Crazy
初日に流れてくるセトリを見てso Crazyがあると知って私以上に姉が歓喜していました。
トラジャがやった、ときいて聴きだして大好きになった曲。Music Colosseum にも収録されていて円盤でしか見たことないけれど、ひたすらに儚くて、美しくて、ただただ今、この瞬間を残そうとする強さが垣間見えるダンス。触れたら一瞬にして砕け散ってしまいそうな繊細で緊張感で張り詰められたような、そんな印象を受けたso Crazyを今の7人でどう表現するのか純粋に興味がありました。
しかしサマパラで見たso Crazyは私の知っているものとはほど遠い、全くの別物でした。
最初スモークが炊かれ、7人それぞれ何かを探してるような振りから始まります。これは振りというよりどちらかと言えば演技に近いような形で、腕時計を見る振りだったり、靴紐を結び直すだったり1人他のメンバーよりもモーションが大きいため目が行く如恵留さん(分からない。基本的にはこの人しか見ていないから他のメンバーが何をどうしていたのかうろ覚え)と、皆何かを探しているのにまつくだけは"何かを探している"というより"どこかに迷い込んでしまった"ような辺りをずっとキョロキョロしているのが印象的でした。
イントロでビートが入る瞬間のパーカスの音で一瞬時が巻きもどるかのように逆再生されて再び動き出す振り(?)があるんですけど、イントロから開始10秒程はギターと手拍子の音だけで動作もかなりゆっくりだったのが巻戻った瞬間また機敏になる動きの切り替え(?)が音にハマって7人ぴったり揃っているのが好きであそこだけ繰り返して見たい。
この曲ほどマルチアングルが欲しいなと思った曲はありません。Music Colosseumではガッシガシに踊っていましたが、今回動きは最小限。どちらかと言えば歌と表情で"魅せる"曲になっていたように思います。
そしてその表情がまたイインデスヨ。
モニターに映るメンバーの表情だけでPV1本は確実に撮れる。avexに撮って欲しい。(これは優馬の曲)
AメロBメロでそれぞれメンバーの顔が抜かれて行くんですが何に絶望したんだろうって言いたくなるくらい顔に虚無感を孕んでいたように見えました。この時のWカイトの目に何も映していないような光のない目がイインデスヨ。さ迷って途方に暮れてちょっと諦めてしまったような感じ。
逆に松松はサビ前のCメロで抜かれるんですけどまだ希望を持っているというか。めげかけているけどいま生き組よりは生きようとしているように見えました。
そしてこの曲はなんと言っても大サビ前ののえしめパートですよね。以前はのえみゅで歌って大絶叫が起きたっていう。(姉は見たらしく物凄く羨ましかった)7人全員がメインステージのちょっと凸出している部分に集まってのえしめがセンターに立って風を受けながら歌うんですよ。それの儚さと美しさが留まるところを知らなくてなんというか、凄かった。如恵留さんの金髪が風を受けて前髪ごとサラサラと靡いているのに対してビクリともしない七五三掛くんの前髪の対比もすげぇなと思いながら見ていました。
so Crazyはキスマイのライブでも、去年のJr祭りでも、湾岸ライブでもたくさんの人の目に触れ、たくさん披露する機会があって今までのパフォーマンスのイメージが既に構築されてしまっているのが多い中、全く違う切り口でやることでマンネリ化させないトラジャのパフォーマンスに脱帽します。とっても良かった。ぜひ優馬にPV化して貰ってトラジャもつけて欲しい。

22:宇宙に行ったライオン

事前にやることは分かっていたので予習として聴いていたのですがバリバリのバンド曲にしてスルメ曲。これを選曲したうみんちゅのセンスはさすが「アイデアマン」と言われる所以。
これを閑也がどう振りつけてバンド曲をダンス曲にするのかな、って思っていたのですが、誰一人として「ダンス曲にする」とは言ってなかったですもんね。
バッキバキのダンス曲になるんだろうなって信じて疑わなかったですが、ダンス曲というよりこれはミュージカルでした。
「金の鬣揺らしてガオー」は両端がのえまちゅという表現力に特化した2人だったので確かにアレはライオンキング(シンバ)でした。如恵留さんに至っては金髪だし。本当に髪振り乱して鬣みたいになっていたし。ジェルで固めてあるのか分かりませんが、振り乱すと高確率で毛束で後ろに逆だってしまう髪がいくつかあってさながらスーパーサ○ヤ人でした。
あと、Travis Japanのユニゾンの良さが1番綺麗に出ている曲だな、とも思います。
祭りの時も延々と書きましたが、確実に、格段に、トラジャの歌唱力があがっている。
松松が入ったから云々の影響もあるとは思いますが、トラジャ全体のハーモニーの底上げもかなりあるなと感じました。
ずっと感じていたことなのですが、
基本的にTravis Japanのハーモニーというのは、生来の通る声と馬力を持つ宮近くんが全体の突破力を担い、それを細やかな技術や声の響かせ方、音域の幅などテクニカルな面を持つ如恵留さんでコーティングして主軸に起き、しずんちゅで固定して支え、アクセントに独特のテンポと声の明瞭さがある七五三掛くんを置くような感じだったと思っています。それが松松が加入したことによって表現力がプラスされ、しずんちゅで支えていた土台と主軸ののえちかとの緩和剤というか。上手くこの5人のハーモニーの小さな"ズレ"の部分を埋めて補強してくれるようになったので、5人ともに前よりも歌声に余裕が出来たというか。伸び伸びと歌えてるんではないかな、と思いました。

1月に発売されたSTAGEfanで、うみんちゅが言っていました。

松松は歌が上手いから、7人でのハーモニーもまた変わってくると思う

大正解です。
ライオンではそれが顕著に出ていたと思います。

冒頭の歌い出し、一発目はまつくが。
原曲はすばるくんの歌い出しから始まりますが、
「百獣の王の 檻を壊した」
本当に檻を壊すかのような荒々しさと突破力を持つすばるくんに近い、あの語気を強めるような歌い方をできるのは恐らくトラジャではまつくしかいないんじゃないかって思うくらい彼は歌い出しからライオンでした。
続く閑也のソロもイインデスヨ。
私は毎回この閑也のソロでちょっと泣きそうになっていました。祭りの感想でも上記でもさんっざん言いましたが、閑也は本当に歌が上手くなった。圧倒的な声量や破壊力やビブラートといった技術的な面でという訳ではありませんが、音程に忠実な柔らかな歌声をしています。メインの主軸を殺すことなく邪魔しない閑也の"支えのうた"が表に出るのがとっても嬉しかったです。

サビはソロを回してそれ以外のメンバーで
「とおくへ」と歌うんですがその「とおくへ」の声の重なりが厚みをましてとても心地のいいユニゾンになっていました。姉いわく「この曲で全面的にメンバーは感情を乗せて歌うということを覚えた」らしいです。

Twitterでも呟きましたが、この曲を語る(?)上で外してはならないのは松田元太くんの下ハモです。
姉は一足先にサマパラへ入り、公演後一目散に電話をくれたのですが、公演の感想の第一声は
「げんげんの下ハモがヤバい」
でした。一体なにがどうすごいのか気になってはいたんですがアレは凄かった。初めて聴いた時は鳥肌が立ちました。
恐らく普段げんげんが喋っている声よりも低い音程を正確に当てはめ、主旋律のまつくや閑也の歌を殺すことなく支えに徹する下ハモ。これに個人のソロの独特のクセが出てしまうとメインとケンカしてしまう可能性も出てくるのでそのクセを出すことなくそれでも聞こえないとハモリの意味が無い、そのさじ加減を絶妙なバランスで歌ったげんげんの技量とセンスは感嘆モノです。
素晴らしい。それでいて「限界なんて壊して」って思いの丈をぶつけるかの如く叫ぶように歌うのは間違いなく彼も獅子でした。凄い。

いままでこういった曲でさえ選択するイメージがなかったので「今のTravis Japanだからこそできる選曲」だったのかなぁと思います。歌詞にもある「限界なんて壊して」「オレはこんなもんじゃねー」これこそ、トラジャ自身がグループとして言いたかったものの1つだったのかな、って後になって思います。

23:TJ Calling

何とも言えないライオンのあとのエモーショナルな空気から一転して一気に明るい曲調、サウンドにライティングが変わります。
祭りでもやったのでもうやらないかなって正直思っていたりもしたんですけど。DWMという名前をコールできる曲がオリジナルで公式に出来たにもかかわらずまだCallingをセトリに入れる理由は何なんだろうなと不思議に思うこともあったのですがそれは後にYouTubeで如恵留さんが言った「盛り上がるライブを目指した」という発言で納得しました。
"客席と共に楽しむ"="盛り上がる"と言うことであるならばCallingは打って付けでしょうし、声を強制的に出させるために証明、音楽ともに全て1度落ちるという演出付き。
この演出考えたの誰なんでしょうね……??
思わず上手いな……って思ってしまった。
暗闇の中で高確率でうみげんがふざけ合ってじゃれているのは微笑ましかったです。
セリフのところで七五三掛くんが「今から如恵留が○○に歌いまーす」って無茶ぶりをしてたのに、岩本くんとジェシーくんが見学に来ている時は「神様女神さまっ僕も岩本くんやジェシーくんみたいに身長をくださいっ」って言っているのは流石というか自分の欲望に忠実に言ったのが七五三掛くんらしいなと思いました。
ラストの宮近屋は言うまでもなくMVPです

24:Dance with me ~lesson1~
「うわぁーもうすぐレッスンの時間だよ~!
あ、皆も団扇とか色々置いてこうやったりこうやったり動けるように、しといた方がいいんじゃな〜い?あ、先生来ちゃうよ~~!!」
という自担の芝居からはじまると思ってなかったDWM。この時の如恵留さん、やけに生き生きとしてませんでした?(笑)
そしてイントロが流れ始めるとさっき宮近屋で白目を向いて見栄をきっていた宮近くんが意気揚々と声高に出てきます。宮近先生の登場です。
それぞれメンバーのポーズを謎のテンションで直していくんですけどメンバーそれぞれ笑いを堪えるのに必死でした。最後の最後、うみんちゅの時だけ日替わりで「ラ・ラ・ランドが好きなんだよね……」と囁いたり謎の奇声を発しながら体を揺すったり、いきなり怒鳴ってみたり。高確率でうみんちゅを直すことはありませんが、その度に膝から崩れ落ちて爆笑して動けなくなる如恵留さんが大好きでした。22の夜は突っ伏してギリギリまで動けてなかったもんな………
最初初めて少クラでDWMをみた時は物凄くクールに指パッチンまでしてメンバーを直していたのにいつから宮近くんはおねぇキャラに転身してしまったんだろうか……
でも一瞬で周りの人々、会場を笑いに包んでしまえる宮近くんはTravis Japanのミッキーなんだなって思います。
間奏に入る時円になってグルグル回ってるとき、七五三掛くんをげんげんがお姫様抱っこしてなかなか離さなくて七五三掛くんが暴れて定位置に付くのが定番のやり取り化したり、まつくが如恵留さんの首筋引っ掴んで触ってるのをやめてーって超笑いながら上向いている如恵留さんだったりあそこ見たいやり取り多すぎて本当に目が足りない。
あとはやっぱり踊るって楽しい!!コールもできてより楽しい!!通常踊るのってサビだけだと思うんですけどトラジャ自身も言っていたように「お客さんが踊ってくれる」。観客席を見下ろすと出だしからどう考えても普通にペンライトを振っているようには見えない動きをしていました。
客席のペンライトまでシンクロしていてこれはトラジャから見ていても気持ちいいんじゃないかなって思います。


25:one day
楽しい雰囲気から一転してSHOCKの世界へ。
私はSHOCKの円盤も、勿論現場も行ったことはありません。YouTubeに落ちていたonedayのメロディだけ若干聴いただけなので何も分からないんですが、イントロが流れ始めて5人が捌けると2人の纏っている雰囲気が一瞬にして変わったのでこの曲が彼らにとってどれほど大事な曲なのかは何となく分かったような気がします。
あと、まつくもげんげんもそれぞれがソロを張る部分をこの公演で沢山目にしてきました。
特にげんげんは如恵留さんとデュエットしたりハモったりと色んな人とその曲にあった、その人のの良さの最大値を引き出すような歌い方をすると感じていたのですが、松松で歌う時は遠慮が要らないというか、思いのままに多少強引に歌ったとしてもハーモニーが崩れない。そんな感じがします。あとまつくの「輝いたこの街で〜」のところの入の「か」の発音というか音の出し方がかなり光一くんと似てた気がする。続く「が」の音もちゃんと「か゜」って鼻濁音になっていたのも忠実っぽくて妙に感動したのを覚えています。

26:星屑のスパンコール
松松が捌けてからPLAYZONEに出演していた5人がフロートに乗って登場。
最初証明が暗くて後ろ向きの状態で出てきて、そこからセットが回転し始めます。この時に
「一番好きなジャケットで気まぐれに歩けば~...♪」
って歌うんですけど暗いし後ろ向いてるしで姿はよく分からないんです、最初。で、頭が「一番好きなジャケットで〜」の歌詞をきちんと咀嚼した時にセットが回転し終えて5人が仁王立ちで玉虫スーツを着ていることが認識できて、「一番好きなジャケット」=玉虫スーツって頭の中で繋ぎ合わせた時の感動が凄かったです。ずるいなぁ………
ミラーボールも下りてきて、ミラーボールの光がメンバーにも当たって本当に星屑のようでした。
またひとりひとりの表情がスクリーンに映し出されて、胸の内側から込み上げてくるものがありました。SHOCK同様、私はPLAYZONEにも間に合わなかった人間なので当時の現場の空気がどんなものなのか、どんなふうに踊ったのか、どんな表情で歌っていたのか。円盤だけでは推し量ることが出来ないものはたくさんあるけれど、今彼らがこの曲を真っ直ぐな瞳で前を見据えて、何かを決意したかのような眼差しで歌っているのを見ると何だか自然と涙が零れていました。宮近くんは真っ直ぐにただ前を。閑也とうみんちゅはどこか晴れ晴れとした表情で頼もしく、七五三掛くんは何時もの微笑みを浮かべて、如恵留さんはどこか愁いを帯びつつも気持ちは前へ向いているようなそんな顔をしていました。今でもまだその5人の顔とミラーボールで散りばめられた光が脳裏にこびりついて離れません。
雑誌ではPLAYZONEから選曲されたのはGuysと愛の花と書かれていましたが恐らくone dayと対になるPLAYZONEでやった楽曲はこの星屑のスパンコールだったのかなって思います。

27:どうなってもいい ~ It’s BAD
オリジナル曲を除けば、いやオリジナル曲よりも随分前からきっと長い間大事に何度も、何回も体に染み付く程に踊ったであろうTravis Japanの代名詞。松松も玉虫スーツになっていて、2015年のPLAYZONEの円盤で見た冒頭の事切れる前のあやつり人形みたいな美勇人の不気味とも見えるソロダンスは5人に囲まれて真ん中で踊る宮近くんのソロダンスになっていました。それ以外は円盤で見たものと振りも同じもののように思います。
この曲だけは去年からずっと単独公演のセットリストから落ちることは無くて音が鳴ったら条件反射で身体が動くというか。1番「踊り慣れている」
という言葉がしっくりくる。祭りの時は少しぎこちなく感じたIt’sBADも、何も違和感を感じないぐらいに揃っているように見えたし、あぁ松松もTravis Japanに馴染んだのかなと実感出来たような気がします。

28:夜の海
まさか、この曲をサマパラで拝める日がくるとは思いませんでした。
TVガイドで

「夏といえばって曲をやります。」
「夜と言えばって曲もあるよ!!」

と匂わせていたトラジャ。
フォローワー様と真っ先に思い浮かんだものは
「真夏の夜の花」でした。でもSHOCKにも「夜の海」という曲があると知り、まさかそっちの可能性もあるよね。ちょっと重ためだから夏の曲ではないかも。でもSHOCKもPLAYZONEもコラボするようなどっちもやっちゃえばいいのにね。
って、サマパラのひと月ほど前に話して盛り上がったのを覚えています。

まさか本当に現実になるなんて。
大きな満月の映像をバックに、6人が出てきてわたしがこの公演で見てきた中で一番感情が乗っかった「美しい」ダンスだったと思います。
指の先まで神経を行き届かせ、振りの一つひとつを丁寧になぞるように。「そっと風が〜...♪」のところの如恵留さんのターンが本当に好きです。流れるようにサラッと回る。でも決してぞんざいに扱っているわけではなくて曲の流れの中で自然と回る感じ。やっぱりこの曲踊りたかったのかな・・・
そしてこの曲、フォーメーションが最初松松がセンターでVの字で踊って途中で1度後ろへ下がり、一番盛り上がる場所で再び松松が前へ出てきます。この夜の海では松松がトラジャを引っ張ってくれているのが素人目でも分かってとても頼もしかったです。
あとやっぱり姉も言っていましたが松松はダンスに表情をつけて踊るのが本当に上手い。表現力だけで言うのであれば松松の方が一枚上手なのかもと思うくらいにはしなやかで、儚く、それでいて力強さと覇気が篭った夜の海でした。

29:Guys PLAYZONE
昨年の夏、キントレでやって話題になっていました。私は「あの夏」も「PLAYZONE」も見ていないのでもう二度とGuys PLAYZONEを見ることは叶わないのかなと、心のどこかでずっと思っていました。
初日のセットリストが流れてきて目に飛び込んできた「Guys」の文字に心が打ち震えたのを覚えています。私も生でGuysを見ることが出来る……!!
この曲にはトラジャにも、今までずっと応援してきたファンにとっても、大切で思い入れのある特別な楽曲であることは何となく分かってはいたつもりですが、いざ生で見ると肌で感じるTravis Japanの鬼迫に圧倒されてしまいました。
黒シャツに黒のグローブを付けて、イントロが流れて曲が始まるとトラジャの特にPLAYZONEを経験した5人の目の色が変わるというか。スイッチが入る瞬間を目にして鳥肌が止まりませんでした。
皆瞳の奥に焔を灯して力の限り歌って踊る、みたいな。
「2018PLAYZONE!!」
「wanna SONG & DANCIN’」
「伝説が始まる」
この部分の7人のユニゾンが一番強くてずっと心臓がバクバクしてました。大サビからはシャツもご開帳してシャツがズレて脱げようがイヤモニが取れてしまおうが構わず踊る。普段あまり公演では肌の露出も増してや脱ぐことも滅多にないトラジャが肌蹴るもんだから会場のそこかしこから悲鳴が。勿論わたしも例にも漏れず鍛え抜かれた筋肉を拝み倒しました。眼福。
……というのは¼冗談で、脱いでも色気や艶っぽさというよりは完全に気迫、鬼迫で、客席も精一杯Guys PLAYZONE!!って叫んでパッションのぶつかり合いだったように感じました。
夜の海が繊細で美しい表現の世界なら、Guys は魂を削って命燃やして踊る客席との対話のような。上手く言えませんがそんな空気を肌で実感出来たのがやっぱり嬉しかったです。
ただ一つだけ欲を言うならば大サビだけじゃなくてサビから踊るところが見たかったな…

この曲がセットリストに今回入っていることに関しては様々な意見があって、賛否両論になっていることも何となく知ってはいます。
それでも私は今回このメンバーでGuysを見れて良かったな、と思いました。
どんなにメンバーが抜けていっても、新しくメンバーが増えて新体制になったとしても青山劇場で生まれて青山劇場で育った「Travis Japan」というグループの根底にあるものは「PLAYZONE」で、「PLAYZONEのような舞台がまたやりたい」という意思はずっと持ち続けているように感じます。
それでもし本当にPLAYZONEを復活させられたとしてもあの頃と同じPLAYZONEカンパニーを作ることは不可能だから、これから彼らが作るんだとしたら「新しいPLAYZONE」になるんだろうな。でも、彼らの中で「PLAYZONE」を象徴する曲はPLAYZONEスピリッツの詰まった「Guys PLAYZONE」であって欲しいから。
ずっと踊り継いで欲しいなぁと勝手ながら思いました。

30:Family
Guys の余韻が抜けないままエンディングへ向かいます。これはのえちかがスカイステージでデュエットするんですが、スカイステージへ向かう際階段でシャツを着なおして上で息を整えてる如恵留さんが綺麗だからここは是非双眼鏡で見て!!って同担のお友達に熱弁されたのでこの一連の流れはずーっと双眼鏡で如恵留さんを追っかけていました。
言われたとおり、若干疲労が滲み出てしんどそうに階段を登り、ソロに向けて胸に手を当てて息を整えている姿はちょっと素の部分も垣間見えて圧倒的に「聡美」でした。
でもそれ以上に、この曲の歌詞とメロディにGuys で既に緩くなっていた涙腺は簡単に決壊しました。

「繋ぎ合わせた今は 1人だけのものじゃない
この景色は数々の 人生を超えた希望の海」

この歌詞がそのままTravis Japanのことを指しているようで。どのグループにも言えることなのかもしれませんが、今のTravis Japanを構成する上で携わってきた人、モノ、メンバー、ファン、過去もこれからも関わってきた人全てを繋ぎ合わせて今があるから。そう歌われて泣かない公演はありませんでした。
如恵留さんと宮近くんは歌うキーがほぼ同じなので不協和音になることなく自然に1本の音に聞こえて、頭の中にダイレクトに歌詞の意味を叩き込まれるようでした。
あとは自分のソロが終わってスカイステージから去る前、スポットライトは既に別のところを差しているにも関わらず、薄暗いスカイステージで客席を見下ろしながら必ず手話で「ありがとう」と言う如恵留さんのこういうところを私は好きになったんだろうなと思いました。


31:Born in the earth
Guys で放心し、Familyで涙腺がやられていろいろボロボロの状態だったのでこの先の記憶は正直ほとんど覚えていません。
でも先に着替えに行ったのえちか松松と、ステージに残ってニッコニコしながら客席を煽りながら歌うしめしずんちゅ、七五三掛くんの崩れない前髪と最後までずっと笑顔で歌い続けるところにプロアイドルの根性が垣間見えました。

32:power of the paradise
同じくFamilyの…以下略。
祭りでは一番最初に着てい紫ベストに白ジャケは今回は一番最後に持ってきていました。
Guys 終わってFamilyとボンイジ挟んでいるとはいえ最後までダンスのキレが衰えることなく踊っている姿は流石Travis Japanだなって思ったことは覚えています…
早く局動画アップして補正したい………
あ、最後なのにフォーメーションも結構クルクルと変わってました。

Enc:Summer Paradise テーマ
トラジャコール2回ほどして直ぐに出てきてくれるアンコール。あまりの早さに「早っ!!」って言ってしまいました。
途中必ずサマパラコールで宮近くんが煽ってくれるので確かに最後まで"盛り上がるライブ"だったと思います。個人的にこの曲かなり好きなのでもう一回聴けるのは結構嬉しかったです。

最後に定番となりつつある
「ありがとうー!!」ってマイクをoffにして地声で叫んでくれるトラジャに対して「どういたしましてー!!」って返すのは他のグループでは出来ないことだから特別感があっていいなぁって単純に思います。何より「どういたしまして」と客席が叫ぶと毎回とても満足そうに顔をくしゃくしゃにして笑うので1番見たかった顔が最後の最後に見れるのは嬉しかったなぁと思います。
でも何か感謝しているのトラジャだけではなくて、ファンの私もずっと彼らから幸せをたくさん、数えきれないほど貰っていて。こちらも「ありがとう」って叫んで返したかった。
祭りの時からずっと言ってますけど、「ありがとう」に対するコールは気持ち的には「どういたしまして」よりも「死んでもいいわ」=Me too.のほうがしっくりくるな、って。
いつか私も「ありがとう」って叫べる日がくるといいな…なんて終わってから思います。

総括

私はオーラスには入っていないので見ているのはここまで。
2日間、多ステするのは初めてだったのですが、入る公演ごとに違っていて、客席の熱気であったり、歌の調子であったり、コールの仕方であったり同じ公演なんてひとつもなくて、毎回毎回「これが人生最後の現場になるかもしれない」と噛み締めながら見ていました。本当に楽しくて、楽しくて人生初の「ロス」というものを今絶賛体験中です(笑)

全体を通して思ったことはかなり「歌を聴かせる」パフォーマンスが祭りよりもかなり増えたなぁっていう印象。Wait for youであったり、so Crazy
であったり今まで披露した事のある楽曲でも従来のパフォーマンスではなく「歌」にスポットを当てて披露したりコンテンポラリー風に「表現」に特化してみたりと今までのTravis Japanとは違ったアプローチの仕方が新鮮で私は好きでした。
新しい武器として「歌で魅せる」「表現力で魅せる」というものを手に入れたTravis Japanに新たなパフォーマンスの広がりを感じました。
宇宙に行ったライオンやMaybeとか。全くダンス曲ではないバンド曲に振りを付けたりダンス曲でも全く違うテイストにしてみたり。ライオンとかバンド曲は歌唱力があってこそ成り立っている楽曲だと思っているので、松松が加入して馴染んできた今のTravis Japanだからこそ出来る選択、やり遂げられるパフォーマンスだったのかなと感じました。
最たるものが終盤のSHOCK×PLAYZONEの舞台的セットリストだと思います。
松松の加入がなければこの夏、Travis Japanは夜の海を踊ることはなかっただろうし、松松もGuys PLAYZONEを踊ることはなかった。
私の勝手な意見ですけど
松松の加入が決まった湾岸ライブは「再結成」
横浜アリーナで行ったJr祭りは「再スタート」
今回のサマパラは「歴史の共有」
だったのかな、と。
松松も、ずっとTravis Japanで活動してきた5人もそれぞれに歴史があって、それを全部自分たちの中で経験としてしまっておく手もあったのだろうけれどそうはせずに「7人で」それぞれの思い入れのある曲をパフォーマンスすることで松松のファンは「PLAYZONE」を、従来のトラジャのファンは「SHOCK」を、お互いより興味を持って知るきっかけになったのかなって思います。
少しずつでいいから「7人まるごと」好きになってもらうために。色んなファンがいることを彼らも分かっていてできるだけ多くのファンを、置いていくことなくみんなで一緒に進むために。
今、単独公演で「ライブ」と「舞台」を同じ公演で披露できるJrのグループはTravis Japanしかいないと思っています。PLAYZONEしかり、SHOCKしかり。それがTravis Japanの個性として新たに道を切り開いていって欲しいな、と思っていたら、自担が最後の挨拶でそんなニュアンスのことを言っていたんですね。流石です。

長々と記憶とそれに伴う感情を書き連ねてきましたが、半分もそれを表現出来たのか分かりません。レポで見た宮近くんが最後の挨拶で言ったように「みんな最終的には「最高だった」「いい夏だった」で終わるようなライブ」だったと思います。
更に7人が大好きになって、Travis Japanを好きになってよかったなって思える夏。

最高の夏をありがとう。
これから先もずっと、キラキラしたステージで輝く彼らを見届けられますように。






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